三井金属アクト

キャリアプラン

キャリアプラン

自動車業界やものづくりの現場の技術変革のスピードがますます加速しているなかで、三井金属アクトは、多様な人材が各々の能力を発揮し、個人の成長を会社の成長につなげるための仕組みづくりをしています。ここでは、各個人の適性に合わせたキャリアパスを歩むための人事制度と先輩社員の多様なキャリアパスの一例を紹介します。

やりたいことに合わせて
選べるキャリアパス

やりたいことに合わせて選べるキャリアパス

キャリアパスの例

19年目 技術部・部長

1~3年目生産技術/
担当
仕事を通して成長とやり甲斐を実感
主力製品のサイドドアラッチの製造ライン新規立ち上げに、生産技術課の一員として製造ラインの工程設計、金型/組立設備準備、量産初期対応に一貫して取り組みました。量産現場は海外だったため、現地メンバーの理解を得ながらの対応が求められ、初めての海外出張も経験しました。お客様の注目・要求共に非常に高く、それに応えるため改善を試行錯誤する日々でしたが、最終的には、安定的に高品質な製品を納入できているとお客様から感謝の言葉を頂き感動! 仕事のやり甲斐を感じました。
4~5年目生産技術/
担当
担当者として、さらに大きな案件への挑戦と学び
スライドドア関係部品の製造ラインの複数同時立ち上げ準備を担当。加えて、新たに三井金属アクトグループに加わった大井製作所との初めての協業生産準備でもあり、生産技術やものづくりに対する考え方が先方と異なることが多々ありました。その調整に苦労することもありましたが、ものづくり方法や仕事へのアプローチは多岐にわたると実感、学ぶことも多く大きな刺激を受けました。
6~10年目GECOM Corp.
生産技術/
Coordinator
担当職から管理職へ。より視座を高く仕事に取り組むターニングポイント
米国に生産技術コーディネーターとして赴任し、生産立ち上げ準備や工場管理を担当。現場になるべく足を運ぶことで、苦手意識のあった英会話にも積極的に取り組みました。途中リーマンショックもあり、生産技術だけではなく、会社全体の課題に関わる機会も増えました。部門の枠を超えて問題解決に取り組んだ経験が、自身の視野や考え方を大きく広げたと実感しています。プライベートでは、他赴任者と家族ぐるみの付き合いがあり、人間関係も大きく広がりました。
11~14年目生産技術/
課長
失敗から、ものづくりに携わる技術者としての姿勢を確立
日本に帰任し、複数製品の生産立ち上げを担当。しかし準備不足により、トラブルが多発しました。困難が想定される箇所は、机上での事前検討を重ねるよりも、量産を見据えた金型や設備で製造した現物で事前にしっかり検証することの重要性と、ものづくりの難しさを痛感しました。この経験は、その後の私の技術開発に対する姿勢の基となっています。また、競合他社とのプロジェクトや研修会に参画する機会も増え、競合や他社の生産技術を強く意識するようになりました。
15年目~現在生産技術/部長
技術職の枠を超え、全社的な視点で新たな仕事への取組み
生産技術の戦略策定・推進や量産課題解決といった生産技術全般のマネジメントを遂行しています。また、三井金属アクトは安全を何よりも重んじる企業文化があり、安全管理にも取り組み始めました。安全環境マネジメントシステムを運用する一方で、設備の本質安全化を推進し、安全な現場づくりに取り組んでいます。安全の考え方はものづくりの考え方と共通していることも多く、自身の今までの経験を活かしながら三井金属アクトで働く世界中の社員の安全確保に努めています。

16年目 開発部 横浜設計室・チーフエンジニア

1~2年目開発・設計/
初任
学生時代の知識を活かし仕事に挑戦。設計者としての基本姿勢を身に付けるキッカケを得る
パワースライドドアのシミュレーションを担当。大学時代に経験はありましたが、スライドドアのモデル化は単純な計算式で実現できるほど容易ではありませんでした。実機と相関を図るため、スライドドアの挙動を現場で何度も確認し、足りない要素を考察/測定しモデルに落とし込む作業を粘り強く繰り返しました。この経験が、「現物をしっかり見ること」の大切さと、考える力を身に付けるキッカケとなりました。
3~5年目開発・設計/
主任職
自身が開発を手掛けた製品を街中で発見。「ものづくり」の醍醐味を感じる
スライドのフロントドアラッチを担当し、現行製品にお客様の要望を反映する改良設計を行いました。初めてお客様と接する機会に、自身の知識不足からうまくコミュニケーションがとれず苦労しました。しかし、上司・同僚から積極的に知識を学び、また、チームのサポートも受け、無事に市場に投入することができました。担当した製品が搭載された自動車を初めて街で見たとき、ものづくりに携わって良かったと実感したのを覚えています。
6~13年目開発・設計/
チームリーダー
リーダーとして大型の開発案件を担当。多くのお客様との接点で、考え方も多様に
小型バックラッチの先行開発を担当。受注活動から携わり、見事数社に採用が決定!その後の開発プロセスではチームリーダーを務めました。お客様によりニーズが異なるため仕様を整合するのは大変でしたが、複数の自動車メーカーの方と接することで、各社の考え方や人脈を得ることができました。担当した製品は、取引のあるお客様の90%以上の車に搭載されることとなり、大きな達成感を感じています。
14年目~現在開発・設計/
チーフエンジニア
次世代型の開発に向け、自身の専門性とチームで新しいことへ挑戦!
バックラッチのなかでも自動で開け閉めできる次期型のクローザーの開発を担当。チームで議論を繰り返し、設計仕様を固めています。新しいことに挑戦しているので、問題が発生することももちろんありますが、同時に、チームで新しいことに取り組んでいる楽しさも感じています。今までの自身の経験や培ってきた知識を活かし、チームでよりよい製品ができるよう進めています。

19年目 原価開発部 課長

1~3年目開発・設計/
初任
先輩から、設計の基礎や製品知識を学ぶ
機械システム工学を専攻していたこともあり、希望通り設計の部署に配属。先輩設計者の下につき、ドアラッチに使用される部品図面の作成を行うことがメイン業務でした。図面作成に使用する2D、3D CAD(CATIA)の習得、ドアラッチへの要求性能や、その要求性能を満たすための設計基準について学びました。
4~7年目開発・設計/
主任職
責任感のある仕事がビジネスパーソンとしての成長の後押しに
ゲストエンジニアとして、お客様の設計部隊と共に量産に向けた製品の搭載検討や車両組み立てトライアルを担当。車両開発の全体の流れや自社製品以外の知識を学びました。また、会社を代表してお客様の前に立ち、課題解決を進めたことで、開発者としてだけではなく、ビジネスパーソンとして成長を実感しました。もちろんプレッシャーもありましたが、その反面、仕事のやり甲斐も感じました。
8~9年目開発・設計/
チーフエンジニア
海外の自動車メーカーとの仕事を通し、新たな仕事の楽しさを発見
海外自動車メーカーの案件を初めて担当。言語や文化の異なる人たちとのコミュニケーションをとりながら仕事を進めるのは初めての経験でした。スライドドアシステム部品の製品開発をお客様の設計者とCADデータやメール、TV会議を通し進めていきました。正直英語は苦手でしたが、お客様と目指すもの/方向が同じだったため、不思議と苦にならず、自分たちの製品や考えを理解してもらうことに面白みを感じました。
10~13年目GECOM Corp.
R&D/
Coordinator
活躍の舞台はアメリカへ。日本を出たからこその苦労が、公私ともに貴重な経験に
デトロイトのR&Dに赴任。これまでの設計経験や知識をアウトプットし、現地メンバー主体の開発をサポートすることがメイン業務でした。自社製品のコスト競争力を高めるため、下手な英語でも気にせず生産技術や品質保証など他部署を巻き込んでいったことで、信頼を深めることができたと思います。プライベートでは、家族帯同で赴任したので、妻の出産や子どもの養育など、苦労もありましたが貴重な時間を過ごせました。
14~17年目購買/
担当課長
開発から購買。違う職種で新たな挑戦。
新拠点での部品の現地調達や原価低減の推進を担当。当時立ちあがったばかりのメキシコ工場の部品調達先の開拓に取り組みました。購買経験のない私が、現地メンバーの教育や調達先の開拓をするのは苦労しましたが、「人に教えられる」ようになったことが、自分自身の一番の成長の証だと思っています。苦労の末、QCDDM(品質・コスト・納入・開発能力・マネージメント)を評価し、現地の部品メーカーのなかから量産採用するメーカーを開拓できました。
18年目~現在購買/
担当課長
開発の経験を活かした自分ならではの価値を発揮
電気電子部品のバイヤー業務や、外注部品の見積もり査定や価格交渉を担当。海外拠点で使用するすべてのモーターやスイッチをまとめ、数十億単位の価格交渉をしています。外注先と交渉する際に、原材料仕様、部品の工法なども理解できるのは設計経験があるからこそで、過去の経験が今の仕事に大きく役立っています。購買で得た部品原価や契約、品質管理などの知識も将来、自身の強みになると思います。

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